藤原のメモ

読んだ本や見た映像のメモとして。

「メモ」ー部下への指導、接し方について

Q.看護主任をしていますが、最近の若い人は厳しくするとすぐ辞めてしまいます。これ以上私にどうしろというのですか?

www.youtube.com

↑の動画を見て思った事を書いていこう。

 

高須さんの答えは、

「上司は自分が部下だった時の苦労は分かるが、部下は上司がどれくらい大変か分からない。だから上の立場の人間は広い心をもって部下と接する必要がある。自分に厳しく他人に優しく。自分には100%を求めて、部下には60%を求めるくらいの感覚。そのくらいの方がうまくいく。」

 

この意見に賛成。

 

この前、友達とランニングをしていた時、その友達からアルバイトの子を怒ったという話を聞いた。

なんでも、アルバイトの子がその友達(アルバイトの子からすると上司)に挨拶せず、周りの人にだけ挨拶をした。

それで友達は怒って、アルバイトの子に怒鳴って𠮟ったと。

それが問題?になって友達は上司に呼び出されて、3人で話し合いをして、結果、一応解決したと聞いた。

若干気まずいらしいが、ちゃんと挨拶するようになったらしい。

で、なんでアルバイトの子が友達を無視したかと言うと、前にアルバイトの子が挨拶したとき、友達が無視したから、って言ってたみたい。

友達はそんなことしていないって言ってたから、お互いのすれ違いなんだろう。忙しい職場だから。

 

上の事を聞いて俺は、お前が悪いんじゃない?と軽く諭しておいた。

まず俺が怒鳴られるの嫌いだから。よほどのことがない限り怒鳴るのはNG。

怒鳴る人で尊敬できる人にあったことがない。

 

ただ怒鳴った友達の気持ちも分かる(とも言っておいた)。

部下にそういう態度取られたら俺も内心切れると思う。怒鳴りはしないけど。

 

友達の状況は結構、対処の難易度は高いと思う。

仕事でミスったとかだったら、友達も怒鳴ったりはしなかっただろう。

高須さんの言っているように、仕事の出来が60%くらいで合格点を出して(怒らず)、残りの40%が出来る様にちょっとアドバイスしてあげるくらいがベスト。

 

問題はそれ以前のコミュニケーションの部分でダメだった場合。

上司を無視する部下。これだけ聞くと部下だ100%悪いが、その原因が何であるかが重要。

友達の場合は、日ごろのコミュニケーション不足にあった。

恐らく、アルバイトの子と日ごろからちゃんとコミュニケーションと取れていたら、挨拶を無視されたと思われず、気づかなかったのかな?となっていたはず。

(アルバイトの子は19歳の女の子だったから特にそういうことには敏感だろう)

 

 

高須さんの意見に戻ると、

「自分に厳しく他人に優しく」

これが一番むずい。

 

人間ってついつい自分の事を棚上げしてしまう。

俺は、自分でいうのもなんだけどそのことについて結構注意していた方だと思う。

驕りかもしれんが。

 

要は、部下の失敗について適切なフィードバックはなにかって話で。

まず怒鳴るのは不適切。で、注意しないのもダメ。

俺個人の意見としては、

上司は自分が見本となりその姿を部下に見せ、出来ていない部下には何がダメだったかを一旦考えさせ、部下に意見を言ってもらい、それが何で間違っているかを論理的に冷静に説明するのがベストだと思う。(できれば馴れ馴れしくならない程度にコミュニケーションを日ごろから取る)

 

 

俺の尊敬できた昔の職場の先輩は、↑の感じだった。

取り敢えず一旦自分で考えろと。で自分の考えが間違ってたらヒントを出してもらう。それでも分からなかったら答えを教えてもらっていた。

原因をしっかり分析すること。原因を見つけるためにどこを観察するのか。原因を特定するために観察する箇所は多岐にわたる。だからトラブルが起こった時だけでなく常に考えておく必要がある。

そう教わった。

 

早く教えろよと思わないでもなかったが、そういうやり取りをずっとしてると意外と身についてきたりもする。しなかったりもする。

余談だが、その先輩はすごすぎて、なんでそんなことまで知ってんのってことまで知ってて、これが世間一般でいう仕事ができる人ってことなんだなと実感した。