藤原のメモ

読んだ本や見た映像のメモとして。

「海外ドラマ」ーレ・ミゼラブル   久しぶりに凄いドラマを見た。

 

 BBCの連ドラ、レ・ミゼラブルを見た。全8話。

レ・ミゼラブル DVD-BOX

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  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: DVD
 

 

すごい。凄すぎる。シナリオが凄すぎる。最初に3つの話の軸が展開する。そしてそれがすこしずつ絡み合い、合わさった後、崩壊し、最後にまた合わさる。凄すぎる。

 

主人公、ジャンバルジャンの軸。ヒロイン、コゼット&その母の軸。ヒロインの夫、マリユス&その父の軸。この3つの軸が絡み合っていくストーリー展開はすごいとしか言いようがない。何がすごいか?それは3つの軸が自然に噛み合っていく点にある。特にすごいのは軸の絡み合いに際し、それぞれが3幕構成になっている点だと思う。つまり、軸と軸が絡み合ったとき、出会い→衝突→崩壊→融合とストーリー展開の面白さの核心が常に存在している。一筋縄では交わらない。この展開力。凄すぎる。

 

特に最後らへんのストーリー展開の綺麗さには感動した。最後、きれいにまとめ上げ、見た人を満足させる・・・何というか・・・強さ?を感じた。凄すぎる。

 

これは研究のし甲斐がある作品だわ。

そう言えば警察役に黒人が配役せれており、原作通りなのか?と思ったが外国特有の事情でそうなったみたいだ。まあどうでもいいんだが。見ているうちに違和感はなくなる。本当にシナリオが凄すぎてね。それどころではない。

 

ただ俺は面白かったが、日本人受けはあまり良くないだろう。

まず時代設定が、19世紀前半のフランスで全く日本人にはなじみがないから。また結構描写が過激?で気軽には見れない。悲惨な娼婦が出てきたり、囚人の虐待、多数の物乞いなどが出てきて、当時のリアルな雰囲気を醸し出している。スカッとするアクションものを見る感覚では見れないだろう。

 

要素として19世紀前半のフランスが上がるが、この要素はやっぱり日本では不利だなー。まあ当たり前だが。外国の過去の話だし。他には、家族愛、恋愛、主人公はおっさん、リアルな雰囲気、有名な原作、悲惨さ、逃亡犯があるか。俺にヒットした要素は19世紀前半のフランス。この時代の雰囲気や服装、生活などに興味があった。

 

結論:シナリオは過去一

以上