藤原のメモ

読んだ本や見た映像のメモとして。

「読書」ーLIFE3.0

 人工知能についての本

 

今まで読んできた人工知能についての本の中でダントツに面白かった。

なぜ面白かったか。

それはこの本が表面的な事ばかりではなく、本質的な事を気づかせてくれるからだと思う。

例えば、今まで俺が読んできたのは、人間対機械、人工知能による労働の変化などの内容を扱ったものだった。

しかしこの本は、もっと本質的な事を扱っている。

生きていない物質が知識を持ったのはどういうことか?

 

ちょっと引用してみると・・・

「 これ で、 本章 の 冒頭 に 示し た 疑問 の 答え に たどり着い た。「 実体 の ある 物理的 物体 が どの よう に し て、 知能 の よう な 実体 が なく 抽象的 で 漠然と し た もの を 生み出す こと が できる のか」 という 疑問 だ。 知能 が 非 物理的 で ある よう に 感じ られる のは、 物質 から 独立 し て い て、 物理的 詳細 とは 関係 なし に、 また 物理的 詳細 には 左右 さ れ ず に、 独自 に 振る舞う からで ある。 簡単 に 言う と、 計算 とは 時空 内 での 粒子 の 配置 の パターン で あっ て、 本当に 重要 なのは 粒子 で なく その パターン で ある。 物質 は 重要 では ない の だ。   要するに、 物質 が ハードウェア で、 その パターン が ソフトウェア で ある。 この よう に 計算 が 物質 から 独立 し て いる から こそ A I は 実現 可能 で あっ て、 知能 に 血 や 肉 や 炭素 原子 は 必要 ない の だ。」

マックス・テグマーク. LIFE3.0――人工知能時代に人間であるということ (Kindle の位置No.1226-1233). 株式会社紀伊國屋書店. Kindle 版.

 

まあここだけ切り取っても訳が分からないのだが、何となく雰囲気は伝わってくると思う・・・。

 

 

 

逆に

人類の歴史とAIの未来

人類の歴史とAIの未来

 

 この本はいままで読んだことのある内容ばかりであまり面白くなかった。

ただAIの本を読んだことのない人は楽しめると思う。