藤原のメモ

読んだ本や見た映像のメモとして。

「読書」-デルフィニア戦記

いやー面白かった。

シリーズものの戦記もの。

全18巻+外伝2巻。11月5日~12月14日の間に外伝まで読んだ。かなりハイペースで読んでしまった。それほど面白い。

 

 

まず驚いたのが1巻発売が1991年で約30年前だと言う事。1巻を読み終わって発売日を見てかなりびっくりした。読んでいた時全く古臭さを感じず、むしろ新しさを感じたほど。

なろうを読んでいて中世ヨーロッパ風の設定を見慣れていた時に読んだからってのもあると思うけど、何か時代が追い付いた感がある。

昔から知っている人に言わせれば、何をいまさら・・・ってところだろうけど。

 

あらすじ:王国を追われた若い王様に転生者の少女が力を貸す。

 

この設定だけ見たら、なろうで連載しててもおかしくない。

転生者と言っても現代日本ではなく、ファンタジー世界からの転生者だけど。

 

1章(1~4巻)の面白ポイント:少女のいろんな能力が高く、不利な状況でも意外な方法で打開していくのが痛快。

 

少女は力持ち、戦略を先読みできる知能、剣術・弓術が得意などいろんな能力が高く、かと言って、魔法のように何でもできるわけではないのでバランスが崩壊しているわけでもない。かなり丁度良く設定されている。

そしてその能力を使い、さまざまな不利な状況を打開していく様が読んでいてかなり痛快だった。

また性格もさっぱりしており、かと言ってさばさばしすぎない感じが読んでいて気持ちがいい。

 

ストーリーもしっかりしており、ラストスパートまでスピード感があってさくさく読める。

 

ここまでが1章の話。

これが2章に入ると若干、作品の雰囲気が変わってくる。

というのも2章からファンタジー要素が格段に増える。

1章でのファンタジー要素と言ったら少女の存在ぐらいだったが、ここから一気にファンタジーになる。

俺個人としては若干違和感があった。あれ?と・・・。

まあ、読み進めていく内になれるが。

 

2章からは既存のキャラの掘り下げがあり、それが良い点。

新キャラも良い感じ。ストーリーとしては話が広がって国外との絡みも出てくる。

とりあえず1巻だけ読んでみて面白かったら以降の巻も読んでみるといいと思う。