藤原のメモ

読んだ本や見た映像のメモとして。

「読書」ートップ2%の天才が使っている「人を操る」最強の心理術

 

そんなに長くないのですらすら読める。2時間弱くらい。

個人的な面白さでいえば、下の上、くらいか。

 

ビジネスマンで心理学系の本を初めて読む人ならかなり楽しめるとは思う(無責任な予想だが)。

あと章の終わりごとにその章のまとめが箇条書きされている所は非常に良かった。

↑ここ重要

 

この本を一言でいうのなら

心の持ちよう(サイコパス脳)を説き、心理学の知見を対人関係に活かすって本。

 

基本的にこういう系の本は1冊読めば十分なので、似たような本を持っている人は買わなくてもいい

まあkindleで1400円だから高くもないし、2,3冊目くらいの人だったら買うのもありって感じ。

 

●ざっくりまとめ

 

★1章、人を操るには知能と知識必要

著者はメンサの会員。

IQが高くても天才になれるわけではない。家でだらだらしている高IQ者もいる。天才になるには知識を活用する実行力が必要。

人を操るには、感情を理解することが必要。

 

・感想:なるほど。どこかで読んだことのある感じ。新鮮味はない。

 

★2章、自分の脳を支配するサイコパス脳の作り方

感情が悪いわけではないが、なにかをするとき邪魔になることが多い。

そのためサイコパス脳(感情より論理を優先)が必要になる。

サイコパススイッチを自発的に入れるため、の方法。

感情が揺さぶられることが起こった時、それを「なぜ?」と考える。

他にも「感情を書き換える」「プライドを定義する」がある。

 

サイコパス脳を鍛えるトレーニングについて

「好きを言語化する」「マインドフルネス」

 

・感想:いわゆる感情を抑えるテクニックの紹介の章。マインドフルネス系や心理学系の本を読めば、似たようなテクニックが載っている。

この本のオリジナルとしてサイコパス脳にするために紹介している点が面白い。

 

★3章、人を操る基本原則

心理テクニックは信頼関係なくして使えない

基本原則は3つ

「相手の一貫性を理解する」「一貫性に基づくレスポンスを予測する」「論理+アルファで相手の頭と心を説得する」

 

感想:「心理テクニックは信頼関係なくして使えない」点に言及していて良いなと思った。心理学系の本では見逃されがちな点だと思う。

前に読んだコールドリーディングでも同じだった。共通点がある。

また「相手の一貫性を理解する」という考察は面白かった。

しかしその後の「一貫性に基づくレスポンスを予測する」「論理+アルファで相手の頭と心を説得する」という考察はしょぼかった。いや、しょぼかったって言うと語弊があるか。ここらへんは他の心理学系の本でも載っていそうな感じというかね。

 

4章、相手からイエスを引き出す11のプレゼン&営業術

心理テクニックを営業に応用したものの紹介。

 

感想:営業職でもないので個人的には面白味はなかった。心理テクニックもどこかの本でも読んだことのあるもの。

 

5章、どんな相手も思い通りのなる9つの人間関係術

心理学の知見をちょっとしたエピソードを交えて披露。

 

感想:ミラーリングは初心者が実践するとばれるからやめろって所が面白かったかな。まあ確かにって。

 

6章、出来る自分の変わる7つのメンタル&習慣術

心理学の知見をちょっとしたエピソードを交えて披露。

 

感想:歩いているときに人はアイデアを思いつきやすい→ジョブズも歩いてアイデアを練った→思い詰まったら歩こう!みたいなものが6,7個ほど。

まあ・・・どうなんだろうなあ。

 

冒頭でも言ったんだけど、こういう系の本を初めて読む人は面白いと思う。

個人的にはちょいちょい面白い所はあったんだけど、あくまでちょいちょいレベル。