地球が滅亡する9つのシナリオを紹介している本。
①小惑星や彗星の衝突
恐竜が滅亡した時の隕石は直径10キロメートル!エベレスト山よりもデカイ。想像したら笑ってしまった。
映画アルマゲドンの作戦はうまくいかない。
②太陽に焼かれて
太陽は宇宙スケールで見ても大きい恒星である。
太陽フレアの影響で真冬に電気が使えなくなる。
とりあえず太陽は活動的だって言うことはわかった。
③超新星の猛威④宇宙の溶接バーナー、ガンマ線バースト⑤底なしの穴、ブラックホール⑥エイリアン・アタック!⑦太陽の死⑧ブライトライツ、ビッグギャラクシー
⑨すべての終わり
考えるスケールが違いすぎた。宇宙の始まりの話はよく見るが終わりの話は今まであまり聞いたことがなかったから面白かった。
宇宙は永遠に膨張し続ける。永遠。1兆年後の1兆年後・・・・のそのまた1兆年後にも宇宙は存在し続ける。
こう考えると宇宙が誕生して137億2千万年たった今でさえ、序盤の序盤だ。いや序盤ですらないかもしれない。
1兆年たてば太陽のような恒星は燃料を使い果たす。
宇宙の年齢が100兆歳になるころには銀河系の恒星はすべて光らなくなる。
10の38乗年の数倍ほど時間がたてば陽子は全て崩壊している。
10の40乗~10の92乗年後はブラックホールの時代。世はまさに大ブラックホール時代。
しかしブラックホールも永遠の命とはいかない。ホーキング放射によりブラックホールが蒸発する可能性がある。
暗黒の時代。10の92乗年後~∞年
何もかもが崩壊し何もない時代。ずっと変わらない。何も起こらない。この先も起こらない。永遠にそのままである。
⑨が特に面白かった。